これは噂か現実か..

ある雑貨屋にホコリをかぶった古雑誌がありました。聞けばその本は旅人が置いていったのだという。その本はとても傷んでいてタイトルが読めません。

中を開くと見たことのない登場人物の冒険物語。人に聞いても誰もその作品を知りません。

ページをめくると途中からただの白紙に。

セリフもイラストもない。

続くのか終わるのかもわからない。

そういえば出版先も作者も書いていない。

結局この本は何だったのか。

店主は言いました。

"その先はまだ見えないよ

全ては彼らの気分だからね".

見たことのないキャラクター達の未完の本。

"名も無き漫画の幻影達"